ACTIVITY REPORT
第一回 未来音コンサートを開催しました
リノ

2026年9月26日、第一回となる「未来音(みらいね)」コンサートを開催しました。
今回、音楽を届けに伺ったのは、重度の障害のあるお子さんたちを日々受け入れ、一人ひとりに寄り添いながら活動されている「リノ」さんです。
リル Presents
このコンサートは、「リル Presents」のご支援により実現しました。
リルは、つらい環境から保護され、新しい家族と出会い、たくさんの愛情に包まれて暮らした一匹の犬です。現在は虹の橋を渡りましたが、リルが受け取った優しさを、今度は誰かへ届けたい――そんな想いを未来音に託していただきました。

一緒につくったコンサート
コンサートに向けて、リノの皆さまとは事前に打ち合わせを重ねました。
「この曲なら楽しめるかな」「こちらの曲の方が喜んでもらえそう」と、お子さんたち一人ひとりの様子を思い浮かべながら、細やかに提案してくださいました。
当日も、少しでも安心して、楽しく音楽を聴けるようにと、会場づくりや進行の一つひとつに心を配ってくださっていることが伝わってきました。
日頃からお子さんたちに寄り添っている皆さんだからこそ分かることがあり、その言葉をいただきながら一緒にプログラムを考えられたことで、今回のコンサートは、よりお子さんたちの心に届くものになったように感じています。
約30名の皆さまと
当日は体調不良などで参加できなかったお子さんもいらっしゃいましたが、4人のお子さんとそのご家族、そしてリノのスタッフの皆さんとそのご家族を合わせ、約30名の方々が演奏を聴いてくださいました。
演奏したのは、「とんぼのめがね」「きらきら星」「たなばたさま」など、事前にいただいたリクエストを交えたプログラムです。

一緒につくった音楽
今回は、聴きに来てくださったお子さんたちにもハンドベルで参加していただき、ベートーヴェンの「歓びの歌」を一緒に演奏しました。
ヴァイオリンとハンドベルの音が重なり、その場にいる皆さんと一緒にひとつの音楽をつくることができたことは、今回のコンサートの中でも特に心に残る時間となりました。
音楽を届けるつもりが、私もたくさん受け取りました
演奏を届ける立場として伺った今回のコンサートでしたが、笑顔を見せてくれたり、楽しそうに身体を揺らしてくれたり、気持ちよさそうに目を閉じて聴いてくれたり――そんなお子さんたちの素直な反応に、私自身も何度も心を動かされ、とても温かい気持ちになりました。

音楽を届けに行ったはずが、こちらの方がたくさんのものを受け取ったような、そんな時間でもありました。

いただいた言葉
演奏後、保護者の方からは、
「普段、子どもを連れて聴きに行くことなんてできない。素晴らしかった。また来てほしい!」
という、とても嬉しいお言葉をいただきました。
また、リノのスタッフの皆さまからも、
「素敵な経験をありがとうございました」
「またぜひリノで演奏会をお願いしたい」
とのお声をいただきました。

音楽があなたに、会いに行く。
コンサートホールへ足を運ぶことが難しくても、音楽を楽しみたい人がいる。
それなら、音楽の方から会いに行けばいい。
「音楽があなたに、会いに行く。」
未来音を始めるときに掲げたこの言葉が、第一回のコンサートを終えて、私自身の中でもより確かなものになりました。
ご参加くださった皆さま、準備から当日まであたたかく迎えてくださったリノの皆さま、そして今回の活動をご支援くださった「リル Presents」に、心より御礼申し上げます。
未来音はこれからも、生の音楽との出会いを必要としている場所へ、ひとつひとつ丁寧に音楽を届けていきます。

掲載している写真は、施設を通じて掲載のご了承をいただいたものを使用しています。
